東アジア文化都市2019豊島マンガ・アニメ部門スペシャル事業

マンガ・アニメ3.0

世界のアニメーション教育の今――フランス・ゴブランの場合

世界のアニメーション教育の今
――フランス・ゴブランの場合

アニメーションの高等教育の現在はいかなる位置にあり、いかなる未来を見据えているのか?産業から芸術まで、フランスのみならず世界中に才能を輩出することで今最も注目されるアニメーション・スクール「ゴブラン」のアニメーション学科長が、フランスのアニメーション産業の現状についてのレクチャーを交えながら、アニメーション教育の方法論を語る。今年新たなニュースとして伝えられた、Netflixとのコラボレーションによる日本アニメ産業との連携についても、Netflixの担当者を交えて、その意図と将来のビジョンが語られる。

 

登壇者
Moïra Marguin(ゴブラン・アニメーション・スクール アニメーション学科長)
櫻井大樹(Netflix アニメ チーフプロデューサー)
司会
土居伸彰
日程
11月16日(土) 15:30-17:30
会場
ROOM-A(豊島区役所本庁舎5階)

 

プロフィール
Moïra Marguinゴブラン・アニメーション・スクール アニメーション学科長

1994年パリの国立高等装飾美術学校(ENSAD)卒業後に初監督の短編CGアニメーション映画“Histoire de crayon”がSIGGRAPH1996に選出。10年以上CGアーティストとして様々なプロジェクトに携わる。その間ENSADやSupinfocom Valenciennesで教育経験を積む。2003年ダリの『デスティーノ(運命)』(ディズニー)CG映画制作に参加。同年8月から10年4月エコール・デ・ボザール・パリのデジタル部門の設立とマネジメント。10年5月より現職およびRECAの副代表。

櫻井大樹Netflix アニメ チーフプロデューサー

2017年入社。Netflix東京オフィスを拠点に、アニメ作品におけるクリエイティブを統括。現職に就く以前、櫻井圭記の名でアニメーション制作会社プロダクション・アイジー話題作「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「xxxHOLiC」「精霊の守り人」の脚本を手がけたほか、スタジオカラー「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズで脚本協力を経る。入社後、Netflixオリジナルシリーズ「ULTRAMAN」「ドラゴンズ・ドグマ」「エデン」などバラエティ豊かに作品を担当。

土居伸彰新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター、東アジア文化都市2019豊島 マンガ・アニメ部門ディレクター

1981年東京生まれ。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。インディペンデント・アニメーション作品の研究・評論・配給・プロデュース・イベント企画運営などを行う。国際アニメーション映画祭でのキュレーターや審査員の経験も多い。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』、『21世紀のアニメーションがわかる本』(いずれもフィルムアート社)。

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