東アジア文化都市2019豊島マンガ・アニメ部門スペシャル事業

マンガ・アニメ3.0

エンターテイメントの“外”にあるもの 中国アート市場におけるアニメーション作家の存在感と、CGアニメーションの可能性

エンターテイメントの“外”にあるもの
中国アート市場におけるアニメーション作家の存在感と、CGアニメーションの可能性

マンガ・アニメはエンターテインメント産業の外にいかなる可能性を見出しうるのだろうか?世界のアニメーション・シーンのみならず中国のコンテンポラリー・アート・シーンにも精通するGerben Schermer氏は、中国の現代美術マーケットにおいて個人アニメーション作家が注目されている現状についてのケース・スタディを、小川絵美子氏は世界最古のCGアニメーション部門を持つコンテスト「プリ・アルスエレクトロニカ」の歴史から見えてくる、マンガとアニメーション技術の多分野での活用の可能性を語ります。

 

登壇者
Gerben Schermer(キュレーター:アニメーション&コンテンポラリー・アート)
小川絵美子(プリ・アルスエレクトロニカ ヘッド)
司会
土居伸彰
日程
11月17日(日) 10:00-12:00
会場
ROOM-B(豊島区役所本庁舎5階)

 

プロフィール
Gerben Schermerキュレーター:アニメーション&コンテンポラリー・アート

1959年オランダ生まれ。キュレーターとしての作品選定のクオリティと革新性には定評がある。85年以来(2018年まで)オランダ国際アニメーション映画祭(HAFF)の立ち上げ、ディレクションそして発展に尽力。世界中の大学や芸術学校からマスタークラスや講義に招かれているほか国内外の組織で委員や顧問に名を連ね、フェスティバル審査員やゲスト・プログラマー、映画プロデュサーなど幅広く務めている。

小川絵美子プリ・アルスエレクトロニカ ヘッド

リンツ市に拠点を置く文化機関、アルスエレクトロニカのコンペティション部門であるPrix Ars Electronicaのヘッドを務め、文化事業を幅広く手がける。2009年にオープンした新アルスエレクトロニカ・センター立ち上げ以降、アルスエレクトロニカ・センター、フェスティバル、エキスポート展示の様々な企画展のキュレーションも担当している。

土居伸彰新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター、東アジア文化都市2019豊島 マンガ・アニメ部門ディレクター

1981年東京生まれ。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。インディペンデント・アニメーション作品の研究・評論・配給・プロデュース・イベント企画運営などを行う。国際アニメーション映画祭でのキュレーターや審査員の経験も多い。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』、『21世紀のアニメーションがわかる本』(いずれもフィルムアート社)。

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